フォト
無料ブログはココログ

ガルパン

2017年6月17日 (土)

Boom, boom, motherf**kers.

 帰国したら、本家Amazonに注文していた、英語版"Girls & Panzer der Film"(2015、鼻水出た、◎)、おまけで買ったOVA、"Girls & Panzer: This is the Real Anzio Battle!"(2014、悪くはない、○)"が届いていた。(こらこら、"High School DxD: BorN"(2015、これから観る、○)も、こっそり注文しとっただろうが。内部調査では発見できませんでしたとか言って隠ぺいすんなよ!)

 この週末は、これで決まり。いやあ、何度観ても鼻水出る(笑)。何度観ても島国戦車の無駄な突撃にキレそうになる(笑)。島国チームのセリフ、英語版では感じ出ませんしね。「・・・であります!」の軍人言葉は、大声で叫ぶしか表現できないんだ。

 「突撃!」、「うおーっ!」が、"Charge!"、"Whooa!"って、チアリーダーじゃないんだから・・・。
 今年暮れから、シリーズ最終章が来るそうで楽しみ。それまで何度観直すことになるのか。

 結局、E3はリアルタイムではまったく追っかけられなかった。あらかた終わってからのIGNのまとめを読んで、気になったものは、次。

Uncharted: The Lost Legacy (PS4)

http://www.ign.com/articles/2017/06/13/e3-2017-uncharted-the-lost-legacy-is-an-uncharted-game-for-me

 女子ーズが主役の時点で買い。と言ってもネイサンの最終章プレイしてないんすよね・・・。ちょうど明日までPSN値引き祭りやってっから、仕入れとくかなあ。北米版(ディスク)のほうがお安いが、トロフィーとかまた色々ごちゃごちゃになるんじゃないかと心配。未プレイのMGSVとThe Last of Usも買っとくかなあ。ホストクラブは・・・、見なかったことにしよう。もうすぐFFXIIきちまうし。

Xenoblade Chronicles 2 (Switch)

http://www.ign.com/articles/2017/06/14/e3-2017-xenoblade-chronicles-2-is-more-than-a-simple-sequel

 あたしはこれを、この事態を恐れていたのだ。だから言ってるじゃねえか、生産追いついてないんだよ、ビッグN! いつまで転売屋に儲けさせんだよ。 
 つうても二作目はプレイしていないのですが、デザイナーによれば、過去作関係ないから、とのことなので、飛ばしちゃいましょう。とにかくリリースまでに本体を何とか手に入れないと。

Far Cry 5 (PC、PS4、XOne)

 二作目(アフリカのやつかな)までPC版をプレイしてましたが、その後シューター自体めっきりプレイしなくなってしまった。 

 これも(あまりに他のゲームがありすぎて)買ったとしてもおそらくプレイしないんですが、このゲームプレイ・ヴィデオがあまりに恰好良すぎます!

http://www.ign.com/videos/2017/06/12/far-cry-5-gameplay-walkthrough-e3-2017-ubisoft-conference

Grace_armstrong
 "Boom, boom, motherfuckers."

 特にこの1:30あたり、BGMが始まる直前。なんつう素晴らしいシーンを入れるんだ!
 このヴィデオ、出張中含めてたぶんもうニ十回以上観てしまっている。

 ゲームプレイ・ヴィデオはなあ、こう作るんだよっ!(どこか遠くのほうに向かって叫ぶ)

 どこぞのクソ野党カルト皆殺しの気分で、プレイしてみたいなあ。
 でも、シューターにのめりこむ元気ないんだよなあ・・・。いい加減じじいだしなあ・・・。

 その他、これまでリリースされたJRPGは大変評判が良いし、これからもリメイク含め("Deep Strange Journey"!)山ほど来ますし、今年は一体なんなんでしょうか。RPG当たり年?

 RPG当たり年? 

 RPG当たり年?

 あー、あそこのスタジオはもう何も作らなくてよい。スタジオ全員、なんとかいうCo-opマルチの開発に回してやってください。このまま、敗残兵の汚名を浴び続けるのは不憫すぎます。

2016年9月18日 (日)

二発じゃダメなんですか?(砲手編)

 「いいえ、一発でいいはずです」

 立川シネマ、「ガルパン」極上爆音上映まだやっとんのかいっ!(ええ、まだ連日満員のようです・・・)

 すごいな、もうすぐ公開一年になっちゃうんじゃないの。

 思い起こせば去る6月。間もなく上映終了すると思って、苦労してお休み取って、夜中必死にネット予約して、愛車に乗って中央道とばして、高い駐車場代払って、仕事サボって(お前もだろう)きている多数のはげ、もとい年配のファン(全員野郎)と一緒に、涙ぐみながら観たのはなんだったんだろう・・・。(いや、今でも満員だから待っても一緒)

 「ガルパン」最終章制作決定。

 https://www.youtube.com/watch?v=E0rnWgwUcs4

 んー、大洗女子を揺るがす「一大騒動」?!

 また廃校の危機とか?(さすがに、もうその手はダメでしょ)
 なんだろう、ふるさと納税が大盤振る舞い過ぎて町の財政がピンチとか?(ちがうちがう)
 わかった、学園艦の地下に無駄な空洞があることが発覚した?(いやいや、最初から空母型だから空洞あるから、無駄じゃないけど。汚水溜まってないし、盛り土いらんし) 

 まあ・・・。本場USにでも出張稽古とか試合とか? それとも、ゴリアテぽいのが走ってるのはベルリンで、ワールドグランプリでしょうか・・・。

 えーっ、「新生徒会」って何。かいちょーはー?! かいちょーのオヤジのノリがいいのにー!

 「あとはまかせたよ!」なのかな?

 「最終章」は悲しいけど、「最終章その2」とかあんのかしら。
 きっとその後にも「さらばガルパン 愛の戦士たち」、「ガルパン 新たなる旅立ち」、「ガルパンよ永遠に」とか、「ガルパン 完結編」とか、「ガルパン 復活編」で、ついでに「ファイナル・ガルパン」とかあるのかなあ。

 やべえ、TV版、OVA版、映画版、全部観直さなくちゃ!(え、P5は?)  
 観るとまた涙ぐんじゃうけど・・・。

 あと、ダージリング様(昨日がお誕生日。おめでとうございます)のコスプレとか、クオリティ未達のやつゼッタイ禁止。(できればモノホンのパツキンの方で)

2016年8月21日 (日)

主語などない。(実践編)

 書きたいことは前回あらかた書いたし、実践編は面倒なんで、この際もう知らんぷりしてもいいのですが、「それについては後ほど(説明する)」は、リベラル気取りのジャーナリストの常套手段。そう言いながら決して説明しないのだ。ゼッタイに真似したくない。

 なお、「ガルパン」OPの島国語歌詞・英語訳は本記事の最後に再掲しておきます。
 また、英語訳歌詞は文の途中で切れてますけど、下では文は文として完結するように、大文字小文字、カンマ・ピリオドなど多少手直ししています。

「じれったい夢だって 最初からわかってた」
"I knew it was going to be an annoying dream from the start."


 これはいいですよね。島国語にはもちろん主語などありませんが、英語では"I"を補わないとどうしようもない。あとはストレイトフォワード。(おっと見落としていた。主語が「夢」だと思ってやっちゃうと、もうダメなんで、代わりに主語"it"で格好良くまとめてますね。状況の"it"。)

「無関心な風に 何度傷ついても」
"No matter how many times, I'm wounded by the uncaring wind(,)"

 島国語受身ではないのに、英語は受動態きましたね。自分(話し手、歌い手)が主語なので、情緒がないといけない。「傷ついた」が「傷つけられた」になっています。内容的に「迷惑の受身」の要素がはいってるからですね。"by the uncaring wind"で本当の動作主体を示している。

「太陽に手をのばす 指先のResonance」
"I'll reach my hand out towards the sun, feeling the resonance between it and my fingertips."

 まあ・・・、元の島国語どうなんだよ、と言う気もしますが、resonanceは学習英語だとここでは「共鳴・共振」ですか。たしか"Resonant Blue"はモー娘。の歌にもあったし、"Resonance"はれぼれぼの歌にもあるようだから、いわゆる最近の「それらしい」キーワード群のひとつですか。ま、「共振」じゃ、「狂信」か「強震」か、意味わかんないしね。

 「太陽に手を伸ば(そうと)している」のは話し手(歌い手)ですから、主語"I"(及び"my")を補う。ちなみに太陽にのばす手は「片手」でしょうね。島国語ではこの場合は両手を「伸ばす」とは言わない。よって"my hand"。"reach out towards"、前置詞くっついてるのは何事かと思いますけど、"reach out"は句動詞。"towards"が前置詞。

 次が難題。「共振」するのが何と何かっちゅうことですが、文意はさすがに「指先と指先」じゃないすよね。「太陽(の光?波動?)と(自分の)指先」でしょうから、英語も超苦労して、"the resonance between it (=the sun) and my fingertips."とやってますね。島国語話者はそこまで真剣には考えないんじゃないでしょうか。そもそも作詞家がそこまで考えてない気がする。よって島国語に対して非常に長い英文となった。翻訳お疲れさまです(笑)。
  

「瞬きのあいだも 感じたくて」
"I want to feel it even between a blink."

 ストレイトフォワード。betweenは上のように「二つの何かの間(by two)」を示すだけではなく、「瞬きの間」でもいけるんすね。"a blink"と単数がくっつくのは珍しい。勉強になった。

「根拠なんていつも 後付けだよ」
"You can always just make up a reason later."
 

 ここ、楽曲的にもサビ突入でテンポの変わる、個人的に好きなパートですが、話せば長くなるんですが、リベラルのジャーナリストじゃないんで、長くなっても話しますが、この"you"は、普通に主語みたいな顔していますが難物です。

 「君が」(聴き手が)じゃないんですねえ。これはあたしが最近読んでいた哲学書にも出て来た、また渡部昇一先生の英文法の本(「英文法を撫でる」(PHP文庫)にも登場した、シェークスピアの「ハムレット」に登場する「ホレイショーの哲学」問題の"your"に関連しそうです。

 著名な文法書によれば、"you"の不定用法では、一般に「人々」を指し、「誰であっても人は」とするようにとのことです。"You can't make an omelet without breaking eggs."などのように、諺に多くあります。が、後ほど説明する(するから!)"your"の例に倣って、次のように訳し戻すのがいいと思う。すなわち、

 「世間で言ってる根拠なんつうものは、全部後からでっちあげてんだよ」

が正解でしょう。

 いや、信じてくれ! うそじゃない! トラスト・ミー!
 「世間で」と「なんつうもの」がミソ。

 では噂の、「ハムレット」(第一幕、第五場)の一節(渡部先生の前掲書から引用)。

 "There are more things in heaven and earth, Horatio,
    Than are dreamt of in your philosophy."

 普通は「ホレイシオよ、天と地には『君の哲学』の中で夢想される以上のことがあるんだ」とやっちゃうでしょう。「ホレイシオの哲学」と思っちゃいますかね。
 「間違い」なんですって。
 前掲書から坪内逍遥訳。
「この天地の間にはな、所謂(いわゆる)哲学の思ひも及ばぬ大事があるわい」
 さらに、あたしの手元にある、福田恆存訳(新潮文庫)。
「ホレイショー、この天地のあいだには、人智の思いも及ばぬことが幾らもあるのだ」

 渡部先生曰く、坪内訳は「当時としては驚くべき正確な訳」であるそうだし、福田訳は「人智」と意訳されていますが、あくまで「世の中全般」のことを指してますよね。ただし、世のシェークスピア研究の成果を踏まえて、渡部先生は次のように訳すべきだとしています。

「ホレイシオ君よ、天地の間には、哲学『なんちゅうもの』では夢想もできないことがあるんだぜ」

 つまり、「なんつうの、哲学ってやつ? あれはだめよ」という、(1)聴き手に対する親しみと、(2)(一般には評価・称賛されているはずの)話題の対象に対する侮蔑のニュアンス、がないといけない。この"your"(難しい用語で心情的属格または感興属格)は、一旦気が付けば、普段目にする英語にも、いろんなところに登場しますね。

 渡部先生の前掲書にもいくつか例が載っていますが、著名な文法書だとこんな例が載っています。

"If this is your famous French cooking, I don't think much of it!"
「これが、かの有名なフランス料理ちゅうもんなら、どーってこたねえな!」
 
 余談(多いな!)。

 かの島国のプライム・ミニスター小泉が、2005年の英国グレンイーグルズ・サミットに出席した際の話。事前にフレンチのシラクが、ロシアンのプーチン、ジャーマンのシュレイダーに、「料理のまずい国の奴らは信用できねえ」と陰口を叩いていたことが問題になっていたそうな。明らかにブリティッシュ料理を侮辱するエスニック・ジョークであった。

 さて、あちらの島国のPMブレアによれば、こちらの島国のPM小泉は、晩餐会で一口料理を食べた途端、「ヘイ、ジャック(シラク)! このブリティッシュ料理、素晴らしいな!」と褒めちぎったんだそうな。シラクが苦虫をかみつぶしたような顔になったのは言うまでもない(笑)。

 ついにシラクが、「あたしは実はあんなことは言っていない」と釈明したのだが、今度は事情をご存じなかったエリザベス女王陛下が「何のお話ですって?」とお尋ねになり、惨めにもシラクは、一から顛末を話す羽目になった。その間も、PM小泉が執拗に「いや、料理がうまい、素晴らしい」と繰り返したので、PMブレアは、そのうちシラクが護衛の副官の銃を奪って、PM小泉を撃ってしまうのではないかと思ったそうだ(笑)。

 余談おしまい(長いな!)。

 そして渡部先生がこのネタのきっかけとしているし、別な哲学史の本にも例示されていますが、かつて明治時代、当時の島国の「哲学」に対するイメージをどん底まで貶めた、ある一高生(今で言う東大生)の自殺事件がありました。「哲学」に煩悶したが故に、華厳の滝に投身したという、あまりに斬新なその理由のため島国中で話題となり、世間の親たちは、哲学を目指したいという子弟のことを、「自殺するからダメ」と口を揃えてはねつけたといいます。

 ところが本人はその遺書で、まさに上の台詞の部分を、「ホレーショの哲學つひに何等のオーソリテーを價(あたい)するものぞ」と「誤訳」していた。もし彼が「正しく」翻訳・解釈していれば、たかが哲学、鼻で笑って生き続けたかもしれないのだそうです。

 予告通り長くなりましたが、軌道を元に戻します。
 だから、この英語訳は島国語歌詞の意味を「完璧に」反映しているんだと思います。英語って、こういう警句的な表現が大得意なんでしょうね。

「大人ぶった予防線 飛び越えて今 Bright way」
Now that you're over trying to act like an adult to protect yourself, you're going bright way.

 ここもご苦労なこってすねえ。島国語もきついけど。
 訳自体はストレイトフォワードですけど、長くなっちゃいますよね。島国語に訳し戻すと、なんかこなれていない文章になっちゃいますけど。意訳入ってます。

「保身ばかりの大人みたいに振る舞おうとするのはもうやめたんでしょ(踏み越えたんでしょ)、これからはブライト・ウェイ(和製英語なんで意味はよく知りません)を進むんだよ」

 この"you"はふつうに話し手(歌い手)が語りかけている聴き手ですね。「根拠なんて後からついてくるよ、縮こまってることやめにしたんだから、いっそ飛び出そうよ!」でしょうか。"now that"は、「今や、ナントカだから」とか「ナントカしたからには」だそうな。緩い繋ぎですね。

「踏み出した空に 走っていく光 一番先へ 目覚めるスピードで」
"The rays of light race forth, having made their way into the sky, racing off to be first  at a speed that wakes you up."

 さあ、主語がすり替わりました(笑)。つか島国語主語ないけど、「踏み出した」のは歌い手ですよねえ。ここもなんつうか、フィーリングてんこ盛りですよねえ。
 英語では"the rays of light"「いくつもの光の筋」が主語になって、ちゃんと"race (forth)"と動詞もくっついていて、なんとか島国語のニュアンスを伝えようとしているのですが、なにしろ島国語自体が何言ってるか良く分かんない(笑)。直訳で戻してみると・・・。

 「いくつもの光の筋が突き進む、目指す空に辿りつき、先を争って飛び去っていく、君が目覚めるくらいのスピードで」

 ご苦労様です!

「破れそうな鼓動 連れていくんだ  もっと強い 可能性になれ」
"My heart can't keep beating this fast as it pulls me along, making all of this more likely to happen."

 ここも主語すり替わり。いや島国語主語ないとしても、「連れて行く」のは「自分」(話し手)ですよね。「あたしが鼓動を(打っている心臓ちゃんを)連れて行く」
 ところが、英語では「あたしの心臓」が主語。そして「心臓があたしを連れて行く」。

 さらに言えば、「あたしの心臓ちゃんが、あたしを引っ張っていくんだけど、心臓ちゃんの鼓動はこんなに早く打ち続けていられそうにない。ところで、なんで心臓ちゃんがあたしを連れていくかっていうと、結果?(勝利? 成長?)をさらに間違いなく掴むためなんだけどね」
 
 それで間違いないと思いますが、格好良くやれば、「進むにつれて、心臓がもう張り裂けそうなくらい激しく打ってるけど、勝利を確実にするために頑張らなくちゃ!」かな。

 以上ですが。 

 なぞってみると、かなり良心的な(まじめな)訳ですよね。島国語に忠実なんて決して言いませんけど(つか、島国語自由すぎ)、相当まめに追っかけている。頭が下がります。

 主語などない島国語を、主語(と動詞)がないとダメな英語にする苦労、良く分かると思います。手を変え、品を変え、最後はついに心臓ちゃんが主語になっちゃいましたね(笑)。 
 人だろうが、ものだろうが、形而上の概念だろうが、"it"だろうが、なんだろうが主語を務めることができるのが、英語のすごいところです。

 もちろん、島国語だって、「あたしについて言えば」、「あたしの心臓について言えば」、「あたしの勝利(成長)について言えば」で、融通無碍になんでも「主題」にできるし、"it"いらないし、いい勝負ですかね。

*** 

I just feel my wind
I just feel my shine
Rise & ride into the sky

I knew it was going to be
An annoying dream from the start

No matter how many times
I'm wounded by the uncaring wind

I'll reach my hand out towards the sun
Feeling the resonance between it and my fingertips
I want to feel it, even between a blink

You can always just make up a reason later
Now that you're over trying to act like an adult to protect yourself
You're going bright way

The rays of light race forth
Having made their way into the sky
Racing off to be first, at a speed that wakes you up

My heart can't keep beating this fast as it pulls me along
Making all of this more likely to happen
Rise to my feet!!

***

I just feel my wind
I just feel my shine
空に rise & ride

じれったい夢だって 最初からわかってた
無関心な風に 何度傷ついても
太陽に手をのばす 指先のResonance
瞬きのあいだも 感じたくて

根拠なんていつも 後付けだよ
大人ぶった予防線 飛び越えて今 Bright way

踏み出した空に 走っていく光
一番先へ 目覚めるスピードで
破れそうな鼓動 連れていくんだ
もっと強い 可能性になれ
Rise to my feet!!

主語などない。

 しつこいですが、「ガルパン」OP主題歌の歌詞について。

 最近の出張中、空き時間に読み続けていた「英語の発想」、「英文翻訳術」(いずれも、ちくま学芸文庫)の内容が、あまりに我が意を得ており、読みながらいちいち頷いているうちに頸がガクガクになってきたほどです。

 特に「英文語順を乱さない」の教えは、あたくしもDA小説を訳したとき、呻吟悶絶、苦心惨憺して発見した「省エネ翻訳」だったのですが、翻訳の専門家である著者(安西徹雄、上智大名誉教授)からお墨付きをいただいたようなもので、鼻が高い。つか、自分で発見したのではなく、まるでパクったように思われる可能性も出てきてしまったわけですが・・・。

 大切な教えはいくつもあるのですが、ここでは、「主語」のお話。

 よく、「島国語は主語が曖昧」と言われます。上司や教師から「主語をはっきりさせること」と指摘された経験がある人も多いでしょう。
 ところが、実はそれどころか、「そもそも島国語に主語はない」というのがどうやらほぼほぼ定説になっているようです。
 では助詞の「は」や「が」が受けているのは一体何? 「主題」であると考えるのが、一番説明がうまくいく。あるいは「場」(ば)。状況とか情況のことですね。

 よく島国語が融通無碍というときに示される例として、「私はうなぎ」があります。
 ご存知の方も多いでしょうが、文脈や場を考えれば、食事処で注文をしようとしている場面では、ごく普通に使われている表現でしょう。同じような表現で、「私はビール」や「私はコーヒー」では、ネタバレしやすいのですが(笑)。

 もし「私はうなぎ」の「私」が主語であれば、「そうは見えませんね!」というのが正しい返答になるのですが、そうではない。島国語を学ぼうとするガイジンに「訳して」あげるなら、「私(について)は、うなぎ(を注文しようと思う)」かなんかですかね。「私と言えば、うなぎを食べようと思う」とか。

 さらに、島国語には主語がないどころか、英語でいう目的語も補語も、全部区別はないという説まであるそうです。

 「私は/六時に/友人を/駅に/迎えた」
 
 最初の四つの成分は、すべて「述語」である「迎えた」から引っ張り出された「装飾語」であって、「私は」にさえ区別はなく、どれも平等である。むしろ「述語」のほうに「主題」があって、英語と比べると変な感じですが、「主語(主題)は最初から述語に含まれている」。

 なぜ、英語では大抵動詞がドカンと先に来るのに、島国語では一番あとにくるか、というのもこうした分析から説明可能だそうです。英語では「動作主体」(主語)、「働きかけ」(動詞)そして「もの」(目的語など)が重要視される構造をしているのに対し、島国語では一番最後にくる述語が最も重要で、話者と聞き手(たち)は、そこに向かって一緒に、しだいに進んでいく構造をしている。話者と聞き手(たち)つうのが、それらが共有しているのが、すなわち「場」(ば)ということになりますね。
 
 そして、この「主語などない」島国語を、「主語がないなどあり得ない」英語に翻訳(またはその逆を)しようとすると、大変な面倒を引き起こす。もちろん英語であっても、特にくだけた会話では省略されることもよくありますが、陰にはしっかりと鎮座ましましておわします。

 このように、本筋の文には意識的に「は」も「が」も用いず(こっそり「も」は使ってます)、主語らしきもの抜きに書いても、別段変な島国語にはなっていないと思いますけど。鎮座しているのは、何か(誰か)おわかりだと思います。あ、そうですね、島国語にはこのような複雑な敬語システムがあるから、主語不要でも問題ない、ということも言えるようです。

 余談ですが、島国語の敬語は、「空間」の隔たりによって示すと言われます。「申し上げる」、「差し上げる」、「召し上がる」など上下の場合が多いですが、コソアドは、この「空間」(の隔たり)によって「親疎」をきれいに表現している。
 近い方から順に、これ(こなた)、それ(そなた)、かれ(かなた)、あれ(あなた)、いずれ(いずかた)、どれ(どなた)。親しいものは近く、疎なものは遠い。同心円状になっていて、わけもわからない正体不明なものは「どなた(どれ、どこ、どっち)」。

 一方で、英語の敬語表現には「時間」がありますね。"would"、"could"、"might"など助動詞の過去形らしきものが登場したら要注意です。これらは、単純に「時間的な過去」(いわゆる過去形)を示すだけではなく、「相手との精神的な距離」(丁重な表現)または「現実との距離」(すなわち仮定法)によって結果的に敬語(婉曲・待遇表現)の役割を果たすことがあります。

 「よしなさい」、「やめておこう」は、島国語では大抵いけますけど、"Don't do that."はかなりきつい表現。「あたしだったら、やめておきます」、"I would not do that."で遠まわしになります。

 それから受動態。「英語では受動態を使うな」と耳にタコができるくらい言われた人もいるでしょう。なぜなら島国人は、ほおっておくと島国語を全部受動態の英語に訳してしまうから。英語の受動態では、ほとんどの場合「主語」(by なんとか)が隠れているので、島国語と馴染みやすいんでしょうね。
 受動態も(まさにその動作主体が曖昧になるという点を利用して)婉曲表現に用いられ、ひいては敬語の役割を果たすことができます。

 ただし、「受動態を使うな」という忠告は(島国人に限らずネイティヴについても)正しくて、本当に使うのはごく限られた場面にすべきなようです。島国語でいう「迷惑の受身」、ひどい目に「あわされた」、ぶいぶい「いわされた」、面倒を「おしつけられた」などの場合。その裏返しで「受益の受身」、恩恵を「受けた」場合。そして「オリンピックが開催された」など、情緒を伴わない「非情の受身」の場合。

 おっと、長くなってきた。「ガルパン」主題歌を用いた実践編は次回で。

 最後にご忠告。この記事を読んで、「なんだそうか」と納得いただくのはいいのですが、この先上司や教師に(つか、ここアダルト向けなんで中高生は読むな)「主語をはっきりさせなさい」と言われても、「島国語に主語なんてそもそもない」などと不用意に言わない方がいいですね(笑)。
 相手がニヤリとしてくれる確率は低く、そういう人以外の場合は、取り返しのつかないことになりかねませんからね。 あたしだったら、それはしない。ぶいぶいいわされても、当局は一切関知いたしません。

2016年8月20日 (土)

パンツァー、ヴォー!

 出張から帰国後、直ちに、Amazon.comから到着していた「ガルパン」(TVシリーズ)英語版BDを鑑賞して涙ぐんでおります。

 んー、もうAmazon Primeからなくなろうがへちまだろうが、これであたくしはぜんぜんオッケーなんですけど、残念ながら英語VOの字幕はないんだよね。島国語オリジナルには英語字幕が付いているので(まずあり得ないけど)VOの台詞と一緒かどうか、確認してみます・・・。
 ・・・確認の結果、やはりかなりのずれがありました。まあ、島国語台詞はほぼ覚えているので問題はないのですが。 

 何度も観直したTVシリーズのOPテーマですが、残念なことにあたくし、島国アニメの主題歌の歌詞で感動することはめったにありません。もうほんとに数えるほどしかない。

 最近特にいらつくのは、なんか「それ風の」キーワードのプールから選んだ単語を、作文AIがくっつけたみたいな歌詞がやたら多いこと。
 最初から歌詞などスルーしてしまいます。
 それが癖になってしまっているので、「ガルパン」の主題歌の歌詞もまるで覚えていない。
 だが、第一話主題歌(エンディング近くに流れる)についている英語字幕を眺めていたら、不覚にも涙ぐんでしまった。

"I knew it was going to be an annoying dream from the start."

"You can always just make up a reason later."

 ここらあたりが直撃弾ですかね。

 島国語歌詞はネットのいたるところにあるでしょうから、コピペ。まあ・・・、実際読み直してみても、やっぱ(意味がぱっとわかるようなものではなく)、あたくしにとってはスルーすべき内容なんですが。
 英語になると、とたんに良くなるってどうなんだろう。(ただし英語歌詞も、意味を合わせるためにかなりアクロバティックに無理しくさってますね、特に後半は力作です)

 声優の選び方については、ちょっと違うかなあという感じもあり、とくに西住ちゃんと「かいちょー」が、かなりイメージ違う。ま、それも慣れれば気にならなくなるのでしょう。

 なお、"Panzer vor!"、英語の発音では、「パンツァ・ヴォー!」
 ここだけは、ちょっと腰が抜けますね(笑)。

*** 

I just feel my wind
I just feel my shine
Rise & ride into the sky

I knew it was going to be
An annoying dream from the start

No matter how many times
I'm wounded by the uncaring wind

I'll reach my hand out towards the sun
Feeling the resonance between it and my fingertips
I want to feel it, even between a blink

You can always just make up a reason later
Now that you're over trying to act like an adult to protect yourself
You're going bright way

The rays of light race forth
Having made their way into the sky
Racing off to be first, at a speed that wakes you up

My heart can't keep beating this fast as it pulls me along
Making all of this more likely to happen
Rise to my feet!!

***

I just feel my wind
I just feel my shine
空に rise & ride

じれったい夢だって 最初からわかってた
無関心な風に 何度傷ついても
太陽に手をのばす 指先のResonance
瞬きのあいだも 感じたくて

根拠なんていつも 後付けだよ
大人ぶった予防線 飛び越えて今 Bright way

踏み出した空に 走っていく光
一番先へ 目覚めるスピードで
破れそうな鼓動 連れていくんだ
もっと強い 可能性になれ
Rise to my feet!!

2016年6月 9日 (木)

お願いだから談合して。

 東京(「京」は本当は違う字ですが面倒なので省略、以下同じ)ザナドゥ、eX+、9月8日発売決定いいいいいっ!

 思わず、ツイッターを見ていたスマホを取り落しそうになりました。

 そんな殺生な。

 9月と言えばあああああっ。P5が来る月じゃないですか、FFホストクラブも来るじゃないですかあっ(そっちはほとぼり醒めるまでプレイしないけど)。

 島国メーカー各位、お願いだから発売時期はばらけるように談合で決めてくれませんか?

 それとも、これもVRだの4Kだののせいで、いきなり前倒しリリースですか。告知期間たった3か月ってことはそうなんだろうか。元々は12月だったのでしょうか。

 うーん、なんとかの軌跡の次回作より、東京(略)ザナドゥの続編が先とはどういうことだろう。

(考察)
 つい昨日、仕事ほっぱり出して、東京(略)ザナドゥの舞台となった立川、その駅前シネマツーで、昼間っから「ガルパン」を鑑賞したのがたたったのだろうか。どーせ客なんぞ田舎もんのオタクしかいねえだろう、空いてるだろうと思って予約したが、実際行ってみれば、学生、若いさらりまんはともかく、やたら爺さんとかおっさんが多いのな。いや座席を後ろから眺めれば、ハゲ率が異常に高いからすぐわかるのだ。あと上映中涙ぐんでるのとかいたなあ。

 もしかして故司馬遼太郎先生のようにかつて戦車兵で、ノモンハン戦役で89式か95式に乗って出撃し、赤軍ジューコフ将軍指揮下のBT戦車に蹴散らされた口だろうか。それとも硫黄島の米軍上陸を水際で阻止せんと、固定砲台代わりになったバロン西、西中佐配下のチハ(97式新砲塔、おっさんたちが若い頃は「チハ改」と呼んだ)乗りだろうか。(ありえない、生きておられるとして今何歳だよ)
 女子は・・・、おそらく皆無、おられてもごく少数だったのではなかろうか?

 つうか、「ガルパン」は映画版にチハを山ほど登場させてるんですが、どうだったんだろう・・・。そこだけ、「うーん」と思ってしまったんですよね。だって敵はパーシングだぜ? チャーフィーにさえ勝てるかどうか・・・。

(だがバカにしてはいけない。硫黄島上陸戦では、米軍が投入した新機軸、DD(水陸両用の意味)シャーマン戦車は、チハ搭載の47ミリ速射砲(戦車搭載型ではない対戦車砲型もあった)に至近距離から連打され、首尾よく上陸に成功した車両は皆無であった。もっとも、新機軸故に勝手に水没してしまった車両も多かったのだろうが、至近距離ならシャーマンの装甲は貫通可能と言われている。DD以外で第一波上陸に成功したシャーマン50数両の損耗率は50%を超え、これは戦車戦でいうなら稀に見る甚大な被害だ。もっともシャーマン(硫黄島に上陸した大多数の車両は75ミリ砲搭載)のほうに先に零距離射撃されてしまったらお手上げ)

 まあでも、M26パーシングは洒落になりません(つかこの戦車は、西部戦線終戦間際にごく短期間、少数の車両が実戦に投入されただけで、太平洋戦線への実戦投入は間にあわなかった)。嗚咽を漏らしていたおっさんや爺さんたちは、あまりにミスマッチな敵をものともせず、けなげに(無謀に?)突撃しては片っ端からノックアウトくらっていく、勇猛果敢な彼女たちの雄姿に涙したんだろうな。

 それともその映画の帰りに、ファルコム(本社が立川にある)のどちら様かがしつこくツイートしてくる、映画館の丁度脇にある遊休不動産で、雑草処理用に放し飼いされているヤギさんたちの姿を、駐車場料金(立川なのに高い!つか車必須な人たちの足元見てるな)が心配になって確認しないまま帰ってきてしまったのがたたったのだろうか。
 ヤギって、おせじにも可愛いとか、綺麗とかいえないからね。伊達に悪魔の象徴やってないです。特にあそこにいるのは、どでかいほうの品種だから。「温和な性質の品種」とかいうけど、あくまでヤギの中での話だからね! 不用意に餌とか見せると、フェンス越しに突進とかしてきかねない(考察終了) 

 だが、ツイートから飛んだファルコムのHPをよくよく読んでみると、Vita版しかなかった作品のPS4版であるとのこと。

 なんだ、焼き直しもとい、移植版かあ。だったら買わんでよいのか、プレイせんでよいのか。
 そうではない。追加コンテンツが。新たなパソクエが。新たな後日談クエがてんこもりなんだそうだ。しかも、予約特典もあるでよ!
 そして新たなパン●ラシーン!(いや当然あるだろう!)

 そっこーで予約でしょう。プレイする時間があるとかないとか、そんなこたあ、そうなったときに考えればよいのだ。

 迷ったら突撃であります!(ガルパンのチハの娘たちを笑えないであります)

その他のカテゴリー

ウェブページ

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31