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ペルソナ5

2017年4月 5日 (水)

【P5US】Phantom Thieves

 ME:A本編をノリノリでプレイしているのであれば、「いやーん、ニュースがいっぱい、書くネタがいっぱい、いっぺんに来すぎ―」とうれしい悲鳴を上げているところですが、(本編プレイ中と同様)ニヤリともクスリともしていません。だからその話はあとあと。
 
 むしろこの週末は、本日到着予定のP5のUS版(全部入り版をAmazon.comから購入)について、ガンガン進めるべきかどうか思案していた。
(と書いていたのだが、すでに現物が到着してしまった!)
 これまでのPersonaシリーズは、あちらでそこまで高い評価を受けていたわけではない。P4Gが最高峰とされていたが、P4のリメイク版ということでスコアにはその分ディスカウントを食らっている模様。(アトラスでいえば、真4Fがかなり高評価であったが、プラットフォームが3DSということもあって「お好きな人はどうぞ」程度の扱いだった)。
 
 
 
 
 ご覧のとおり、GI、IGN、GameSpotのレヴューとも、P5には90点以上の評価を与えている(いつもどおりIGNが若干インフレ)。2017年、JRPG分野は100点満点の「ゼルダ」の年になるはずなので、P5にとって不運ではあるが、「ゼルダ」をRPGと考えるかどうかは人によって異なる。その点P5は正真正銘のRPGに近いと言えるので、各レヴューとも「シリーズ過去最高峰」と呼ぶのみならず、「長く語り継がれるべきJRPGのひとつ」と持ち上げている。
 
 レヴュアーによって、多少の趣味の違いはあるものの、美点として挙げている部分は判で押したように一緒である。「スタイリッシュなヴィジュアル」、「出来の良いUI」、「バトンタッチ(Baton Pass)に代表されるユニークな仕掛け」とそのおかげで「とてもスムーズになったコンバット」、「テーマが一目でわかる(自動生成ではない)手作りのダンジョン群」、「(自動生成なのに)メメントスで飽きさせない工夫」、「本当にトウキョウで高校生活を送っていると錯覚しそうなタイムマネジメントの妙」、「アシッド・ジャズをベースにした耳に残るサントラ」。
 中でもおそらくもっとも大事なことは、「簡単に白黒つけられないこの世の善悪について、避けずに正面から描いているシナリオ」だろう。
 
 欠点については、「P4Gに比べると仲間のキャラが薄い」という共通点はあるが、個々にばらつきがあって、「一部のアイデアが過去作の使い回し」、「マップが一時代前」、「オート・カヴァリングに難点」、「ネコはないわ(JRPGだから仕方ない)」、「終盤はペースが悪い」、「ボス戦がアンフェア」、「セーヴさせない連続バトルが意味不明」などであるが、あるレヴュアー曰く、このゲームの欠点をことさらあげつらうのは「重箱の隅をつついている」ようなもの。
 
 GameSpotだったか、「ローカライズが優れている」という評もあった。
 あたしがヴィデオゲームをプレイする一番の目的は、「イカした(イカれた)セリフの言いまわし」を見つけて楽しむこと。だからRPGに一番目がなく、実は小説でも映画でもアニメでもそうだ。それもあってお気に入り作品は(たとえ島国メイクであっても)英語版で楽しむよう心掛けている。先日も、第一期のUSローカライズ版がナイスであった、「シドニア」の第二期US版をAmazon.comから取り寄せた(まだ観てないけど)。「ハイスクールDxD」の三期、US版早く安くならないかなあ(そっちはセリフが目的ぢゃないだろ!)
(その流れでいうと、だまされて買ってしまったME:Aのプリクエル小説は・・・、その話はあとか)
 
 P5島国語版の英訳で一番大変そうなのが「映画、DVD、書籍などの駄洒落タイトル」ではないかと以前書いた。レヴュアーによれば、「見事に」やり遂げているそうであり、とても楽しみだ。もっとも、今度は英語版の元ネタがわからなかったりして、ちんぷんかんぷんかもしれません(笑)。
 
 問題は、島国語版ですでに二周やり倒してしまったこと。あたしには珍しくトロフィーまでコンプしてしまい、外してしまった収集物はキングのガキの「お土産」一個のみ。
 これからUS版を二周するとしても、メインLIは前回と同じ杏ちゃんと真だろうな(笑)。懲りないなあ。
 
 あ、ちがうか。最大の問題は、うちのPS4でUS版が問題なく動くかということでしょうか。(動くんだよね?)
 まあ、今から試せばいいだけの話か。
 
(試した)
 動く。ちゃんと動く動く。ネットワーク機能もいける。
 おお、主題歌が英語になってる!(それ、前と一緒だから)
 

2017年1月21日 (土)

P5サントラ Rivers in the Desert(公式答え合わせ編)

 ドナルドのイノギュレーション、案の定、あちらでは夫人のドレスのネタばかり。
 先に訳した、"The Whims of Fate"の歌詞そのまんまですね。
 
"The First Lady's blue Ralph Lauren that keeps your focus away from the real issues"
 
 以前どこかで誰かが、「どんなに重要なニュースでも、アメリカンは眼にした衣裳の話ばかりしている」とバカにしていましたが、まったくそのとおり。
 
 CNNでもそれ以外は、スピーチに登場した"carnage"という単語について、延々としかめ面で文句言ってるジャーナリスト連中の「負け惜しみ」。
 CNNjのサイマル同時通訳者は「修羅場」と訳していましたが、「大虐殺」を避けたかったのかな。「修羅場」も本来は大虐殺の現場のことですが、平和ボケ島国では、P5にもあったように男女関係の笑い話ネタになっちゃった。
(夕方のCNNjの同時通訳者は「殺戮」という訳に変えてました。そっちのほうがまだ近いかも)
 昨日も職場の人と話していたんだけど、アンタイ・ドナルドまっしぐらのCNN観てても仕方ないんですけどね。
 あちらのコメディ・チャンネル観たいなあ・・・。死ぬほど下らないパロディで、笑い死にしそうになる(笑)。だれかアップしてくれないかなあ。
 
 他のことを後回しにして、急いでやってまいりました、P5サントラ答え合わせ編。これで最後となりますが、ま、客観的にみて第一志望合格は無理でしょうね・・・。
 最後も間違いだらけでしたが、テーマそのものを間違う直撃弾はなんとか避けたみたいですね。
 
 "the last ace in the lost hand"は、下のようにしか読めないんだけど。"the ace in the hole"で、「虎の子よん!」(VO:マリ@ヱヴァQ)、「最後の切り札」の意味ですね。
 "a heartbeat for a tin man"は、ご存じ「オズ」のことでしょうね。ブリキ男に欠けていたのは「暖かい心」でしたっけ? 案山子が「脳みそ」で、ライオンが「勇気」だった?
 

***

 

Rivers in the Desert

 

It's now, or it's never, and I've got to

Make my decision

This time it could be my moment

Is this a mirage or a chance to fulfill my mission?

 

A river in a dry land

The last ace in a lost head

A heartbeat for a tin man

Oasis in a singed land

 

I'm keeping the balance, but I'm standing

On razor's edge now

Move quick or my life is over

One strike, just a feint, then...

I'm outa his field of vision

Don't ask why I'm ready but I'm ready to

Strike him down now

A chance at a new start

There's no time for indecision

 

A river in a dry land

The last ace in a lost hand

When the hope of new beginnings burned our feet

Now we need it:

A heartbeat for a tin man

An oasis in a singed land

Remind us what we're here for:

Creating new life

Creating rivers in the desert

 

My heart is a furnace

(It's) Hot as hell in my world of conflict

One goal is what keeps me going

Take back what I lost to...

The bosses of greed and fear, yeah

Don't ask why I'm ready but I'm ready to take

them down now

The time for a new start

Is constantly drawing nearer

 

A river in a dry land

The last ace in a lost hand

When the hope of new beginnings burned our feet

Now we need it:

A heartbeat for a tin man

An oasis in a singed land

Remind us what we're here for:

Creating new life

Creating rivers in the desert

 

When a cool drop of water's all I need

Gotta clear my head of anger and greed

A place to refresh heart of mine,

Can I find
Some time in

 

Rivers in a dry land

The last ace in a lost hand

When the hope of new beginnings burned our feet

Now we need it:

A heartbeat for a tin man

An oasis in a singed land

Remind us what we're here for:

Creating new life

Creating rivers in the desert

 

***

 

今でなければ いつだというの
だから 覚悟を決めなくちゃ 

今度こそ 決着をつけなければ

儚い蜃気楼なのか 任務を果たすチャンスなのか?

 

乾いた大地に一筋の川

負け戦の最後の切り札

ブリキ男に心臓を

焼け焦げた地にオアシスを

 

均衡を守らねば

でも今は 絶体絶命の危機

すぐにやらねば 私の命は尽きてしまう

一撃、フェイント、そして・・・

やつの視界から消え失せる

なぜできるかなんて訊かないで

でも今ならやつを打ち倒せる

新しいスタートのチャンス
ためらっている暇なんてない  

 

乾いた大地に一筋の川

負け戦の最後の切り札

新しい始まりの希望が 私たちの足元を焦がすとき

それを掴まなくちゃ

ブリキ男に心臓を

焼け焦げた地にオアシスを

どうしてここにいるか忘れないで

新しい世界を創るため

沙漠に幾筋もの河の流れを創るため

 

私の心は焦熱のかまど

地獄の業火のように熱く燃え盛る 私の葛藤の世界で

たったひとつの目的だけが 前に進む私の支え  

貪欲と恐怖のボスどもから

奪われたものを取り戻せ

なぜできるかなんて訊かないで

でも今ならやつらを打ち倒せる

新しいスタートのとき

それはどんどん近づいてきてるの

 

乾いた大地に一筋の川

負け戦の最後の切り札

新しい始まりの希望が 私たちの足元を焦がすとき

それを掴まなくちゃ

ブリキ男に心臓を

焼け焦げた地にオアシスを

どうしてここにいるか忘れないで

新しい世界を創るため

沙漠に幾筋もの河の流れを創るため 

 

一滴の冷たい雫さえ あればいい

怒りと賤しさから 頭を解き放ってくれる

心と魂を洗い清める場所

いつか見つけることができるのかしら

 

乾いた大地に幾筋もの川

負け戦の最後の切り札

新しい始まりの希望が 私たちの足元を焦がすとき

それを掴まなくちゃ

ブリキ男に心臓を

焼け焦げた地にオアシスを

どうしてここにいるか忘れないで

新しい世界を創るため

沙漠に幾筋もの河の流れを創るため 

 

2017年1月20日 (金)

P5サントラ The Whims of Fate(公式編)

 これは想像訳をやった記憶がない。よって「答え合わせ」はないです。
 あれすかね、カジノ誘致テーマ曲?
 お船の上でもかかってたっけ。
 とにかく、テーマがわかりやすくて良かった。
   "the cheating eyes"はちょっと悩みました。

***

The Whims of Fate

Champagne flutes and
Dinner suits that
Keep your focus
Away from the cheating hands
Tell me
Does that sexy
Gown say what she's
Got in store for her man?

So we roll the dice,
See where they may fell
Come on, why don't we spin the wheel
See whom it may call
(To) Give into temptation
(To) Win it
(Or) Maybe lose it all
Who knows
Where the whims of fate may lead us

Chandeliers and
Decolletes that
Keep your focus
Away from the cheating eyes
Tell me
What's that bow tie
On the card guy
Tell you 'about his design

So we roll the dice,
See where they may fall
Come on, why don't we spin the wheel
See whom it may call
Give into another vice,
See where it may lead
Come on, let's just enjoy the spice
(Of) Life and feel so free
(To) Give into temptation

***

シャンペン・グラスに
タキシード
見とれて いかさま師の手から目をそらしちゃう
ねえ 思わない?
彼女のセクシーなガウン
近寄る男が どんな目にあうのかしらって

ダイスを振ろう
良い目が出るかな
さあ ホイールを回そう
誰に当たりが来るかしら
誘惑に身を任せ
大当たりが出るか
全部すっちゃうか
誰にもわからない
気まぐれなツキが どう転ぶかなんて

シャンデリアに
胸も背中も露わなドレス
見とれて 浮気者の目を見過ごしちゃう
ねえ 思わない?
あのディーラーのボウタイ
どんな下心 隠してるのかしらって

ダイスを振ろう
良い目が出るかな
さあ ホイールを回そう
誰に当たりが来るかしら
また別の悪徳に染まり
どこまで堕ちていくのだろう
楽しめばいいのよ 人生のスパイスを
気にすることなんてない
身も心も 誘惑に委ねるの

2017年1月19日 (木)

P5サントラ Beneath the Mask (公式答え合わせ編)

 やはりバラードだと、聴き取りもなんとかなる(笑)。テンポ74bpm。
 とはいえ、「ポウの赤色仮面」を落としたのは大エラーですね・・・。
 オタクとしてダメ。それ以外は、もう島国語がどうかっていう世界ですか。
 曲は目黒氏が言うように、シャッフル・リズムなのに、歌(メロデイ)はシャッフルしない。
 それもあり、ストリングスが出張ってこないのもあり、これまでの曲とがらっと違って、ここまで大人っぽくなっちゃうんですね(って自分が、インスト・ヴァージョンのハモンド風オルガン・リードが好きだから言ってるだけという説も)。
 ストリングスで「青臭い」を表現した、の意味が(逆に不在だから)よくわかるんではないでしょうか。ここのパーカッションは目黒氏ご本人の演奏かな。

***

Beneath the Mask

Where have you been?
Been searching all around
Came facing twilight on and on
Without a clue
Without a sign
Without grasping yet
The real question to be asked
Where have I been?

I'm a shape shifter
At Poe's masquerade
Hiding both face and mind
All free for you to draw
I'm a shape shifter
What else should I be?
Please don't take off my mask
Revealing dark

Moments of calm
Nothing left to be found
A mirror right in front of me
That's where I find
An empty glass
Reflecting the sad truth
It's telling words not to be told
I need the mask

I'm a shape shifter
At Poe's masquerade
Hiding both face and mind
All free for you to draw
I'm a shape shifter
Chained down to my core
Please don't take off my mask
My place to hide

I can't tell you
How to see me
Just a cage of bones
There's nothing inside
Will it unleash me?
Burning down the walls
Is there a way
For me to break?

I'm a shape shifter
At Poe's masquerade
Hiding both face and mind
All free for you to draw
I'm a shape shifter
Have no face to show
Please don't take off my mask
My disguise

***

今までどこにいたの
ずっと探していたのに
いつもたそがれを追いかけてるみたい
糸口はなく
兆しもなく
手がかりさえ まだない
本当に問うべきなのはこれ
私は今までどこにいたの?

私の姿は変幻自在
ポウの「マスカレイド」に出てくるように
顔も心も仮面の下
ご想像は お気に召すまま 
私の姿は変幻自在
他のなんだと思うの
私の仮面に手をかけないで
闇を暴かないで

静寂の瞬間
隠し立てるものもなく
鏡の前に立つ
そこで見つけたものは
虚ろなガラス
映し出すのは悲しい真実
語られるのは聞かぬが花の物語
あの仮面がほしい

私の姿は変幻自在
ポウの「マスカレイド」に出てくるように
顔も心も仮面の下
ご想像は お気に召すまま 
私の姿は変幻自在
骨の髄までがんじがらめ
私の仮面に手をかけないで
それは隠れ家

教えることはできない
どうすれば私が見えるかなんて
骨でできた檻と同じ
中には何もない
逃げ出すことはできるの?
回りの壁を焼き崩して
手だてがあるのかしら
抜け出すための

私の姿は変幻自在
ポウの「マスカレイド」に出てくるように
顔も心も仮面の下
ご想像は お気に召すまま 
私の姿は変幻自在
お見せする顔は元からない
私の仮面に手をかけないで
それは隠れ蓑

***
 「シェイプシフター」のままで、よかったかも。

P5サントラ Last Surprise (公式答え合わせ編)

 三曲目。とにかく、これの聴き取りが一番ひどい。
 こっちがラスト・サプライズだよ・・・。
 以前一度指摘された部分"too fast for eyes"を直しました。
 その際、せっかくネイティヴ衆を頼って他も見直ししたのに、一体どうしてくれる。(ドナルドみたいに、なんでも他人のせい)
 最悪なのは、yes/noや主客を逆にとってたところ、それも大事なところで。
 さらに「網に捕らわれてもがく」は、わからんなあ。"smiling"とかまるで関係なかった。ああでもないこおでもない、くどくど説明書いたこっちが笑われるわ。(それはlaughing at)
 まあ、今聴いてもそうは聴こえないんで、致し方なし。

 なお、"(The stormy weather has)caught you cold"は、別に風邪をひいたり、悪寒がしたりするわけではないでしょう。この"cold"は、以前、占い師の"cold readings"のネタで触れたとおり、(なんの準備も前触れもなく)いきなりセールスの電話をかけてくることを"cold calls"というように、「準備なし、突然、いきなり」ですね。"have(get) someone cold"で「(弱みを握ったりして)ぐうの音も出ないほど誰かをやっつける」だそうですが、こっちは「死んだように黙り込む」の意味だからちょっと違うか。本編の物語を思い出して「いきなりカンペキに不意を衝く」としてみました。第二フレーズの「青天の霹靂」と平仄あってたんだ。
 ゲームを最後までプレイされた方は、どういうお話なのか、もはや説明不要ですよね。

***

Last Surprise

You try to run me through
Hold on
Think again
Don't you know
What's you're starting
But...you sure ain't got a clue
How bad
This will go
Don't you know
Know my art
(Art of war)

And as you look to the horizon
Not a cloud
But then stormy weather's caught you cold
Seems like it crept up out of nowhere
All around
You it's not quite what you foretold

You'll never see it coming
You'll see that my mind is too fast for eyes
You're done in
By the time it's hit you, your last surprise

You think you got your game
Planned out
To a T
Yet I'm two
Steps ahead yeah
So...you step into my way
Stand down
It's a trap
One more step
And you're dead
(Year you're dead)

Why just a picosecond ago
Clear blue skies
But now lightning's struck your last resolve
It's not an accident that no one
Hears your cries
As your last strength seems to dissolve

You'll never see it coming
You'll see that my mind is too fast for eyes
You're done in
By the time It's hit you, your last surprise

I'm coming
For you
My game's always so fast, so fine
You're spun in
By the net you didn't catch it in time

Better think
About your game
Your next move's the right one for you?
Are you sure
You won't get outmaneuvered again
And again my friend?

You'll never see it coming
You'll see that my mind is too fast for eyes
You're done in
By the time It's hit you, your last surprise

I'm coming
For you
My game's always so fast, so fine
You're spun in
By the net you didn't catch it in time

***

悪あがきはよしな あきらめろ
考え直せ どうなるかわかってる?
気づいていないんだろう 悲惨な結末
見せてあげる 私の手管(深謀遠慮)

地平線には 雲ひとつなかったのに
嵐がカンペキに お前の不意を衝く
どこから忍び寄ってきたのか 見当もつかない
周りの景色は お前が言っていたものとまるで違う

気配すら感じさせない
心の動きは目にも止まらない
観念するがいい
お見舞いしてあげる とっておきのサプライズ

作戦は 上出来だと思ってる?
完璧な仕上がり
でも こちらはその二手先を行く
だから 私の行く手を遮るのも そこまでにしな
そこは罠 もう一歩進めば そこでお陀仏 (そこでお陀仏)

一兆分の一秒前は曇りない晴天 
でも今 霹靂がお前の決意を打ち砕く
ただの不運じゃない 
力尽きたお前の悲鳴に 誰も気がつかないのは

気配すら感じさせない
心の動きは目にも止まらない
観念するがいい
お見舞いしてあげる とっておきのサプライズ

いただきに参上 お前の心
手際はいつも とびきり素早く 鮮やか
お前はただもがくだけ
気づきもしなかった 網に捕らわれて 

もういっぺん考え直したらどうなの
次の一手は 本当にそれでいいの?
何度も何度も 裏をかかれることはないの ねえ?

気配すら感じさせない
心の動きは目にも止まらない
観念するがいい
お見舞いしてあげる とっておきのサプライズ

いただきに参上 お前の心
手際はいつも とびきり素早く 鮮やか
お前はただもがくだけ
気づきもしなかった 網に捕らわれて 

P5サントラ Life Will Change(公式答え合わせ編)

 あー、もう閲覧数がヘンなことになってる。ゼッタイDQH2ネタのせいじゃないでしょ、これ。(そっちは、アリーナの声がしょこたんなんですよ!くらいしか、大したこと書いてないし、それ前作も一緒だし)
 
 すんません、まぢで本日朝まで出張してたんで、これからおっさんひとりで頑張ってやりますんで、少し待ってもらえませんか? って検索ロボットに言ってもしゃあないけど。
 二曲目は、やっぱこれ。主題歌への返歌みたいになってます。テーマは(曲調と言う意味で)一緒。目黒氏曰く、実はP5の全曲が、テーマ一緒、「ほとんどの曲が表現していることは同じ」だそうです。その中でも主題歌とこれは、カンペキにリンクしてますよね。
 
 歌詞も、やはり「変だなあ」と思ってたところは想像と違ってました。特に後半は全面修正。あの、例のボスとの闘いのことを語っているのでしょうか?
 しかし、ロボットAlって・・・。それはわからんわ。つまり「ゲームじゃない」ってことなのね。
 
***
 
Life Will Change
 
It's not a game
I'm not a robot AI challenging you
I'm not a phantom
I'm in your face and
I'm here to see it through

Right before your eyes
Watch us multiply
Come to claim our rights - it's time
As our power grows
Tryin' to stop us shows
(You) Might as well go try'n stop time

So you know that we're out there
Swatting lies in the making
Can't move fast without breaking
Can't hold on or life won't change
 
And our voices ring out, yeah
Took the mask off to feel free
Fought it out in the debris
Now we know that life will change

Ain't it a shame
I'm not a figment of your ailing old mind
I'm just as real as
I'm just as dangerous
As you, so know you'll find
 
A taste of your own meds
Fire in every breath
Fire inside your head, your heart
And as your crippled brain
Tries to fight in vain
Your empire will fall apart
 
And you'll know we were out there
Swatted lies in the making
Your empire for the taking
Can't hold on or life won't change
 
And our voices rang out, here
Took the mask off to feel free
Fought it out in the debris
Now we know that life will change
 
***
 
これはゲームじゃない
お前の相手は ロボットAIじゃない 
わたしは幽霊じゃない
立ち向かってやる
戦い抜いてやる 
 
お前の目の前で
わたしたちが増え続けるのを見るがいい
自由を取り戻すんだ 今そのとき
 
わたしたちが力を蓄えるのを知って
それを使わせまいとして
お前は食い止めようとするのだろう 
 
見るがいい わたしたちが自由に飛び回り
できたての嘘を 叩き潰す姿を
派手にやるなら タダじゃすまない
黙ってなんかいられない 世の中これでいいわけない
 
そしてわたしたちの声が鳴り響く
仮面は捨てた 自由を感じるため
最後まで戦い抜く 瓦礫の中で 
もうわかってる 生き方は変えられるって
 
残念だったね
わたしが お前の病んで老いた心の虚構なんかじゃなくて
わたしは お前と同じだけ現実で
恐れ知らずなのも お前と同じ
すぐに思い知るだろう
 
お前自身の薬の味
息をするごとに感じる灼熱の炎
頭の中 心の中を焼き尽くす炎
 
朦朧とした脳みそで
闘いを続けても無駄だ
お前の帝国は まもなく崩れ去る
 
そして知るだろう わたしたちが自由に飛び回り
できたての嘘を 叩き潰した姿を
お前の帝国が 台無しになるのを
黙ってなんかいられない 世の中これでいいわけない
 
そしてわたしたちの声が鳴り響いた
仮面は捨てた 自由になるため
最後まで戦い抜いた 瓦礫の中で 
もうわかってる 生き方は変えられるって
 

2017年1月18日 (水)

P5サントラ主題歌(公式答え合わせ編)

 入試なんてはるか昔のことで、もはや忘却の彼方ですが、受験生の皆さん、悪天候の中ご苦労さんです。(上の空
 こちらも出張から疲れて帰ってきたら、P5サントラが届いていたんで、恒例の公式歌詞による答え合わせとなるわけですが・・・。郵便受けを開けてみて、力が抜けました・・・。このタイミングかよ。
 言っちゃ悪いけど、入試なんかよりずっとどきどき、大変ですよ。こちとら恥さらしてやってんですからね。(過去版・想像版は、間違い探し用に残しておきます。喜ぶべきなのか悲しむべきなのか、ここの閲覧数の上位は、全部P5の歌詞編が占めてんですよ・・・。大半が検索ロボットでしょうけど)
 
 しかも、ゲーム内ではショートヴァージョンしかなかった主題歌は、実はフルコーラスありました、かつハイレゾ音源で別演奏です(CD自体は、もちろんハイレゾではない)、特典全部入りゲーム買ってもついてなかったんだよ、ざまあみろとか、アトラス例によって態度悪い。CDで儲けてどうすんだって気もしますけど。
 
 なんでもこのサントラ、オリコン一位だそうで、なんの一位なのか知りませんが、やっぱ島国ってCD売れてねえんすね・・・。んじゃデジタル版かというと、そっちも動画サイトなどのおかげでさっぱりダメだそうです。ほとんどのミュージシャンは何で食ってるかというと、ライヴなんですって。
 
 全110曲(ゲーム内ゲーム音楽など含む)、227分、 目黒氏曰く(主題歌イントロが象徴するように)「エレピが肝」だそうで、オルガン好きの私からしたら「うーん」ですけど、ストリングスが恰好いい曲多いからいいか。ストリングスが多用されているのも、目黒氏曰く、主人公たちの「青臭さ」の表現なんだそうだ。「外連味」ってやつですかね。
(書き終えて、しっかり聴き直してたら、間奏(もちろんゲーム内の曲に間奏はない)にエレピとハモンド風オルガン(音源)のユニゾンがあった。気がついたらイントロからあった。めちゃカッコいい!けど、これも「過剰」で、「青臭さ」の表現なんでしょうか。そんなとこばかり気に入るあたしは略(笑)
 
 DQH2のトロフィー集めもやらずに、主題歌から一曲づつ、んー、自分の好きな順になるかもしれないけど、やっていきます。
 くどいですが、受験英語風の直訳ではありません。ただし、訳には勘違いもあるでしょうから、ご意見あったらどうぞ。
 
****
 
Wake Up, Get Up, Get Out There
 
Who am I?
Am I not unique?
May be I'm not here at all

Look, the fakers
Blinding us with lies
The breakers of us all

Oh, it's useless!
What could it mean that we're here?
Can we make a difference
If we don't break outta here?

Wake up, get up, get out there
Raise your voice against liars
Feed your anger like fire
Why does nobody want change?

Just imagine you're out there
Swatting lies in the making
Can't move fast without breaking
If you hold on life won't change
 
The fakers
Are all sick at heart
Their faces hiding their fear
They look down on
All the rest of us
Like they 're some special breed
 
Who's the high lord
Who thinks he's better than us?
Ain't it a crime, that?
Is there a mission for us?
 
Who is that high lord...
Who'd kill million of us?
And as the bell tolls
Is there no remission for us?
 
Wake up, get up, get out there
There's more to life than their way
If you'd live you can not stay
Why does nobody want change?
 
Let your voices ring out, yeah
Take the mask off and be free
Find yourself in the debris
If you hold on life won't change
 
Wake up, get up, get out there
Raise your voice against liars
Feed your anger like fire
Why does nobody want change?
 
Just imagine you're out there
Swatting lies in the making
Can't move fast without breaking
If you hold on life won't change
 
***
 
わたしは誰?
誰だとしても一緒?
ここになんて最初からいないのかも
 
気をつけて ぺてん師どもに
目の前を嘘で塗り固められ
みな破滅に追いやられてしまう
 
ああ、でも無理!
ここにいて それが何だというの?
何ができるっていうの?
ここから抜け出さないのなら
 
目を醒まして 立ち上がって そこから出なくちゃ
ぺてん師どもに異を唱えて 
怒りの炎を糧にして
どうして誰もただそうとしないの?
 
思い描いて 自分が自由に飛び回り
できかけの嘘を 叩き潰してる姿を
派手にやるなら ただじゃ済まない 
我慢するなら 人生はただそれっきり
 
ぺてん師どもの 心はどれも病んでいる
恐れをひた隠しにした顔で
わたしたち他のみんなを見下している
まるで血筋が違うとでも言うように
 
誰が王侯貴族ですって
わたしたちより優れていると思うわけ?
それって 悪事ではないの?
私たちに使命はないの?
 
その王侯貴族とやら
わたしたち百万もの命を奪おうとするの?
そして弔いの鐘が鳴るとき
わたしたちに救いはないの?
 
目を醒まして 立ち上がって そこから出なくちゃ
やつらのやり方とは 違う生き方がある 
生きたいのなら ここにいてはだめ
どうして誰もただそうとしないの?
 
精一杯声をあげて
仮面を脱いで 自由になって
見渡せば 周りは瓦礫の山
我慢するなら 人生はただそれっきり
 
目を醒まして 立ち上がって そこから出なくちゃ
ぺてん師どもに異を唱えて 
怒りの炎を糧にして
どうして誰もただそうとしないの?
 
思い描いて 自分が自由に飛び回り
できかけの嘘を 叩き潰してる姿を
派手にやるなら ただじゃ済まない 
我慢するなら 人生はただそれっきり

2016年11月23日 (水)

二鳥じゃダメなんですか?(P5サントラ編)

 これは12月早めに出してほしかった。
 変な企画ものの、あれにひきづられたんじゃねえだろうな?
 
 年の瀬の師走、今年も出張がようけ入りそうなのよ。「えー、クリスマスが・・・」とか言っても「え、なにそれ関係あんの?」と言われて、基本無視されます。
 機内映画にロクなのなさげなんで、110曲3枚組あるなら、ウォークマンで延々と聴いてられたんじゃんか。
 
 あと、逆に暮れ正月には大してやることないから、TW3やる片手間に(おまえゼッタイやらんだろう!)、原歌詞チェックして翻訳直しもできたんじゃんか。
 
(それで「一石二鳥」って、今までになく相当苦しくないか?)
 
 1月17日発売。110曲3枚組。ぶつぶつ言いながらも、そっこー予約。
 
P5cd
 ジャケットに、あのイケすかないメンズがいないことを指差呼称、よーし!
 赤いのなんだろう、と思ったらネコ(モルガナ)なのね。
 
 つうか公式歌詞がついてなかったら返品する。
 だって、それだったらデジタル購入と変わんないもん。
 
 3枚組110曲たって、中身は、まあね・・。
 ほぼ全額、お布施(渡すほうの、仏教的に)、お賽銭(投げるほうの、神道的に)、お年玉(あげるほうの、民間信仰的に)。
 
※ なお、お賽銭の「賽」は、「塞」(さえ、村落・集落の境界、道路に祀られた土神)に供え物(「貝」で表す)を与えること、すなわち「土地の道祖神(守護神)を祭る」の意でもあるので、かつては「民間信仰的に」であったことは、島国の民として忘れてはならないであろう。神社の賽銭はそれが神道化したもの。また賽子(さいころ)は、もともと神占の道具であったことは言うまでもない。
 
 三途の川にあるとされる賽の河原もまた、元は「さえ」の河原である。親に先立って死んだ子らがここを訪れ、親不孝の罪を償うため石を積み、塔を完成させれば親の供養となるというのだが、完成間際には必ず鬼がやってきて石を崩してしまうので、努力は常に徒労に帰すという。ここでは、何度も何度もいぢっても、不具合のため必ず元に戻ってしまうDAKタペストリーの忌まわしい記憶を想起せずにはいられない。
 
 早世した子供たちを最終的に救済するのは地蔵菩薩と言われているが、「さえ」が意味する土神(道祖神)と、この菩薩が習合したものが、いわゆる「お地蔵様」であり、その名称こそ仏教に由来するとはいえ、本来的には民間信仰のなごりである。
 
 ことほどさように、余計なことを書くとつまらない注釈が増えて面倒である。

2016年11月21日 (月)

二月じゃダメなんですか?(P5英語版ディレイ)

 えー。
 
 P5の英語版、2月14日のヴァレンタイン・デイ(現地)にリリースだって言ってたのにーっ。
 
 http://www.gameinformer.com/b/news/archive/2016/11/16/atlus-delays-persona-5-north-american-release-to-april.aspx
 
 ME:Aのネタねえなあ、またBioWare/EA得意の「合」(注)にはいったか、と思ってGIをつらつら眺めていたら・・・。
 
(注)太陽系で言えば、地球から見て、例えば火星(外惑星)が太陽と同一の見かけの位置にある(つまり見えない)こと。内惑星(水星および金星)の場合は、太陽より近い場合「内合」、遠い場合「外合」というらしいが、あんまりつっこまないで。

Photo_4_7

 きれんだけど! 全部入り版とっくに予約してんの、どうしてくれる?!

 

 4月とかって、新学期はじまっちまうだろー! あの特典の、シュージン・エンブレム入りスクールバッグ、初日から持って行きたかったのにー!(いや、おっさん、頼むから外持ち歩くなよ!) 

 中でモルガナが、あんまり待ちくたびれて、干からびて死んじゃうじゃんかよー(最初から入ってないから! つうかオマケのぬいぐるみ(Plush)、明らかに最初から干からびてるから!)

 そんなあ・・・、明日をも知れぬ私たちレ(それ、そのネタ、もう誰にもわかんないからやめろって

 その代わりと言ってはなんですが、アトラスUSAが、お詫びに英語版のライヴストリームを流してやるからだそうだ。なんだか頭が高いな。(しかも、もう見れないし)

 どうやら、あちらでもあまりに期待が高まっているらしく、制作側の肩に力が入りまくっちゃったらしい。さぼって(ってことでしょう、島国語版にはあったのに、英語版では)パスして録音していなかった声優パートも録り直し、やり直しているとか。
 あちらのおざなりなQA(大抵アウトソーシングですかね)を信用しないってのは正しいんでしょうけど。

 ああ、こっちのページでプレイ画像(40分)は観れますね。どうでもいい、ねえちゃんとあんちゃんの声が入っていて、めちゃくちゃ邪魔臭いけど。

 http://www.gameinformer.com/b/features/archive/2016/11/17/rpg-grind-time-40-minutes-of-persona-5.aspx
 
 って、なんだよ、これまんま島国語版じゃねえかよ!
 せめて英語版の観せろよー!(だからそのライヴストリームは、お前見逃したんだって)
 
 あーっ、がまんできないよー! 早くプレイしたいよー!
 (ニ周もやって、おなか一杯だ言ってなかったか)
 
 いや、英語版は別腹です。あとニ周は行けますね・・・。
 ここ↓でライヴストリームの録画が観れますね。わけわかんないやつらが騒いでいて、うるさいけど。
 https://www.twitch.tv/atlususa/v/101466191
 

2016年11月13日 (日)

二周じゃダメなんですか?(P5眼鏡が曇る編)

 どうしてラヴェンツァの登場期間が短いんだあ。
 無駄に治療を受け、ベルベット・ルームとの出入りを繰り返してしまうしかないじゃないか。
 
 でもニ周目だからか(「しおり」を手に入れたからか)、「大好き、マイ・トリックスター。世界一の男よ。」とか、そこらのツンデレを圧倒的に超越した、瞬殺なみに破壊力のあるセリフが。
 いっそ、クリアせず画面をこのままにしておきたい・・・。 
 そこまでやるなら、ロマンスも入れといてよー。
 
 レヴェル99までカンストしてれば(しかもEasy難易度)、そりゃあ敵なんて目じゃない。うっかり後ろから接敵しちゃったら瞬殺してしまうし・・・。「瞬殺」はスイッチでオンオフできるようにしてほしかった・・・。
 
 一周目ぼーっとして、観ていながら見落としていた、聴いていながら聞き漏らしていたシーンやセリフを堪能しまくり、今はP5しゃぶり尽くした感でいっぱいです。
 
 クリスマスイヴ・デートの前に、ファイルセーヴの機会があったんすね。一周目はすっかり見落としていた。失礼いたしました。とはいえその後ヴァレンタイン・デイが過ぎるまでないんだ。
 それは真で行くと決めていたので、浮気せずに進めましたけど。修羅場やっぱ面白かった(笑)。
 
 プレイ時間はほぼ125時間。一周目(130時間)はベルベット・ルームでの合体でだいぶ悩んだつもりだったのだが、時間はほとんど変わらない。他にはプレイ時間に差がつく理由があまり思いつかない。ニ周目の「刈り取る者」狩りで、ほぼ半日費やしたとしても、記録されているのはそのうちごく短い時間だけであるはずだし。・・・、「波動拳」の話はするな。
 セリフのシーンや、ムーヴィーシーンはだいたい全部飛ばさず観たので、そこらへんが予想外に相当長いのかもしれません。
 
 書きたいことはだいたい書いてきたので、ここはその裏付け的なセリフを中心に。
 
「渋谷の人たち・・・、本当に自由なのかな?」 (杏ちゃん)
 
 このゲームの物語が、先に書いた「『虚構』の物語である」というテーマを言い換えるとこうなりますね。
 あたしが(他の繁華街はぜんぜん平気なのに)ハチ公から半径1km圏内、渋谷結界内に侵入できない理由でもある。実はずっと前からメメントスの存在を察知していた!わけないんですが、作中で怪盗団のみんなが話ている疑問がいちいち当たってると思います。
 そしてそれが、モルガナの(フェイクだけど)最後のセリフにつながるのでしょう。
 
「本当の世界なんてどこにもないんだ。
 世界は、君たちの中にあるんだ・・・」
 
 一周目、エンドバトル、ラスボスのセリフはさくっと無視していた。だって、「管理」とか、「支配」とか、「統制」とか、ぜんぶ一緒じゃん! 英語版ではみな"control"じゃん、どうすんだよ翻訳、と他人事ながら心配になっていた。まあそういうのいちいち検証するのが、US版プレイの楽しみでもあるんですけど。
 
 ただし、一か所だけ、こんなセリフを吐くところがある。
 
「道の先が破滅の崖だとしても、考えず進むだけ・・・ 
 そんなものは理性なき獣の群れと同じだ。」
 
 「愚者」のアルカナ、タロット(タロー)の代表的な絵柄なんですね。
 あたしは、かつてタロット占いで逆位置の直撃くらってますから、よく覚えている。
 
 「後先考えない」というのがこの「崖に向かって平気で、むしろ意気揚々と能天気に、進む男」の絵柄を示す、という解釈が一般的。"The Fool"は、単に「頭が悪い」なんて意味じゃないんですね。「空気読まない」、「周りを気にしない」なんかにも通じるんでしょう。
 主人公の運命は、襲われてる女性を「後先考えず」に救ったところから、大きく変わっていきました。そして物語の最後では、やはり自分の身のことも含めて、「後先考えず」に警察への出頭を受け入れます。
 
 タロットの巧妙なところは、絵柄(寓画)の中にいくつも解釈のヒント(言い訳ともいう)があること。例えば一般的な「愚者」の絵柄は向かって左側に歩いている。「歩いてる」人物のカード自体が希少(これしかないという説もある)なんですが、さらに「向かって左」は「未来」を示すという説がある。「未来のことは(やってみなければ)わからない」という解釈をこじつける場合がある。
 
 それから、頭には冠、片手には身の回りの品が入っているだろう風呂敷を刺した長い棒、もう一方の手には花一輪。一匹の犬が一緒であることも多く、それぞれが様々に解釈できる材料を提供しています。
 もちろん、一般的に人格化された例は、ご存じ「ジョーカー」、「トリックスター」、またはP4Gにも関連する宮廷道化師である「クラウン(フール)」ですね。
 
 P3(あたしがプレイしたのはP3P/P3Fですが)あたりでは、「タロットはファッション、飾りつけ(フリル)として用いてるのかな?」くらいに思っていたのですが、ここにきてかなり踏み込んだ解釈をしていることが、開発者インタヴューなんかでも示されている。
 たしかに、中には一部こじつけぽいのもあるんですが、「こじつけ」もまた作り手の無意識の現れと見れば、興味深い。
 もし開発者・シナリオ・ライター(橋野氏)のいうとおりに、「P5はタロットのメジャー・アルカナで言えば『星』である」というのが「無意識の現れ」であれば、P5は「虚構の時代」から「夢の時代」に回帰しようとする物語、と言えるのかもしれません。 「夢」は「希望」を指し示すことがよくありますから。
 
 そう考えれば、このゲームに漂う「古臭さ」もわかる気がする。ルブランの設定は、前にも書いたとおり、マスター含めて「昭和」そのものですし。
 ところが、もはや「夢の時代」に戻れないことは、島国のほとんどの人は気がついている。このゲームのモチーフとなった、大震災と核燃料発電所の事故が二度と取り返しのつかないものであることを知っている。
 
 ゲーム内では、「怪盗団」の力を喪った(そしてその導き手であったモルガナさえ不在となった)とき、みんなが現実に直面して苦悩します。夢は取り戻せない。虚構が暴かれたその下からは、生の「現実」という、実はもうひとつの深く根をはった「虚構」が、むき出しになる。
 民主主義とか、法治国家とか、あるいは本当の更生施設とか、そういったフィクション(虚構)の世界の残酷な「支配と統制」に、立ち向かわなければならなくなる。「怪盗団」であったときと違って、それらフィクションの中で、未熟者(非有権者、未成年、被保護者)として扱われる高校生には、正式に参加する資格さえ与えられない。
(ガンショップの親父は、そもそもそういうフィクションからさえ食み出した別の「理想」のフィクション、任侠の世界(昭和以前)に棲んでいるので、現実への対処(正義の実現)にも別の方法を用いる。不覚にも、ちょっとだけ鼻水垂れた。一周目でコープ・マックスしなかったことを後悔した)
 
 この「二度と取り戻せない世界」という同じようなテーマを描くにあたり、「君の名は。」 は、シュールな世界を創り出すことで解決を図ろうとした。「シン・ゴジラ」は、あくまで「理想」を追求しようとした。
 それらに比べればP5は(もちろんトリックスターの物語ですから、天真爛漫、綺麗なハッピーエンドはあり得ないのですが)、抜きがたい厭世観、「やるせなさ」、いまひとつ割り切れない思いを残して、エンディングを迎えることになる。
 実はあたしがこの中で一番惹かれるのは、やはりP5の物語なんですね。
 古い人間ですから。
 
 副題は、「メガネが曇っちゃうじゃんか・・・」から。
 最後に、ルブランで、三人の眼鏡が曇るシーン・・・。
 眼鏡三人、狙ったわけではないでしょうけどねえ。眼鏡曇りますよねえ(お前、メガネしてないじゃん)、じゃなくて鼻水垂れますよねえ。

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