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2017年5月 2日 (火)

【ME:A】逢ひ見ての

のちの心にくらぶれば 昔はものを思わざりけり
 
 「ちはやふる 結び」、映画版完結編が来るそうです。観ないとなあ。
 (といっても、上映から半年経つと、有料とはいえネットで観れる時代なんですよね・・・)
 
 それはともかく、標題から始まる句の解釈、定説は、「思いを遂げた後のこの切ない気持ちに比べれば、それ以前の想いなんてなかったようなものだったのだな(と気がついた)」。「思いを遂げた」はもちろん「エッチした」の意味でしょう。栄華を極めた藤原家の貴族が、惚れた相手にただ会っただけでこんな句を詠むわけないじゃん! 女子高生ぢゃないんだから。
 
 ところが、これから書くことはそれと逆の意味。
 「ME:Aをプレイした後のこの絶望的な気持ちに比べれば、DAIに対する文句なんて、そもそも文句ですらなかった、そのことにようやく気付いた」
 「けり」は、故・大野晋先生によれば、「気がついた」、「気がついて驚いた」の意味だそうです。
 
 実は、ジャールのミッション編を記事に書いて、自分で読み直してみて、「こんなにつまらない記事書いたんだ!」と愕然とし、自分で自分を呪った。
 だが、つまらないのは本当は誰のせい?
 わたし、とマック・ウォルタースが言いました。
 短い納期と少ない人手と足りない才能で、わたしが殺した。
 
 悲しみがとまらない。(これ、当初はこの記事のタイトルに使うつもりだったのですが、念のため歌詞を調べたら、全く別のテーマであることはともかく、島国語がダメ。故・大野晋先生がご存命だったら、きっと怒り出す水準だった)
 あまりに絶望的な気持ちになってしまったので、老後の愉しみにとっておくべきブログ過去記事(DAI編)を読み直して、メンタル・ヘルスを維持していました。小学校のとき、大人になったら開けよう!とかで、庭に埋めたタイムカプセル(笑)を、大人になるまで待てずに開けてしまうこらえ性のないガキみたい。
 
 DAIにも色々文句言ってましたけど、その多くは、まともに動かないDAKとか、プアな実装とか、DLCがあまりに本編から浮いているとか、考えなしのアチーヴメント設定とか、周辺的な事柄ばかりであった。
 やっぱ「セリフ」のしゃれた言い回しなどは、自分で楽しんでいたことが手に取るようにわかった。「レリアナ無双」編などのいくつかの場面では、本当に感動していたことがわかった。なによりも作中NPCを指して「あのババア」とか「くそジジイ」とか呼んでいること自体が、作品への深い愛の表明であることが如実にわかった。
 
 「愛」の反対語は「憎しみ」ではない。愛憎相半ば、可愛さ余って憎さ百倍、あちらではアンビバレンス(ambivalence)というように、そのふたつは同じもの。「愛」の反対語は、実は「無関心」。マザー・テレサだっけ。クリスチャニティ―丸出し(愛とは本来神への、ジーザスへの愛を指す)、かつ、思いっきり政治的(恵まれない子らへのお金集め的)な発言ではあるものの、やはり普遍的真実ではないかと思う。
 
 ME:Aで、「このくそあま!」と思うのは、今のところクロミちゃんの元カノ、京都弁(誰がじゃ)のアサリくらい。アサリは、テクニカリーには「あま」ぢゃないけど。それだってME2の極道アサリの連中とか、ME3のサーベラスに比べればB級でしかない。
 ん? クロミ? だってこの文脈でクロミをくそあま呼ばわりしたら、あたしがクロミを気に入ってることになっちゃうぢゃんか?!(関心が高いことは否定しません、できません)
 
 先に記事にした、爺さん編だって、クローガンに無慈悲な仕打ちをしたヒューマン野郎をしょっぴいたときも、「ふーん」くらいの感想しかなかった。アンドロメダのクローガンが、根絶されてしまう原因をつくるような犯罪であったにも関わらず。
 対してオリジナル三部作では、(クローガンは別に好きでもなんでもないが)サラリアンのことがどうしても許せない気持ちになるように誘導されてしまった。書き手の技術がとても優れていると思った。
 ジャーマニーといえばホロコーストを連想してしまうのと同様、サラリアンといえばジェノフェイジということになってしまうのだ。(おかげで、ME:Aのサラリアンも出てくるとイヤな気持にはなるのですが)
 
(余談)
 ジャーマニーが、今の自分たちは「ナチス」ではないといくらPRしても、決して許さないジューイッシュが反PRを続けているから効果なし。プロパガンダのプロ同士の、あげ足とり、足すくいだけが決まり手みたいな陰惨な相撲を見ているようなものだ。
 島国といえばせいぜいパールハーバー、カミカゼ。ナンキン、セックス・スレイヴなどと誰も思わないのは、ナチスと違って非難自体がねつ造だから。そもそもみなごろし(鏖)はチャイナ、性奴隷はコリアの得意技。島国の得意技はもちろん先制攻撃。
 
 アメリカンなどさらに巧妙で、ヒロシマ、ナガサキなんて最初からなかったみたいに忘れたふりをする。フクシマは(炉がGE製なんで)さすがにまずいと思ったらしく、ロナルド・レーガン(空母だよ、間違うなよ)を派遣したけど、「これに免じてうちに損害賠償請求するなよ」というメッセージだったんだろう。オバマのヒロシマ演説なんて、後世異端扱いされて、歴史から消えていくんだと思う。(余談終わり)
 
 ジャール編の記事読み直してみても、(コンバット以外)本当に飽き飽きしてたんだなあとわかった。ゲーム内的にも、個人的にも、あのジャールを脅迫してきたアラゴンの運命なんて、正直どうでもいいと思った。
 
(以下、本ゲーム唯一最大のネタバレ! 読者諸君、警告はなされた。)
 
 そのように、すべての選択肢がどうでもいいものである、という先入観を植え付けられてしまっていたあたしは、本編最大(おそらく唯一)の重大な選択肢を間違えてしまった。
 「テューリアン・パスファインダーに関する重大な選択」といえば、プレイされた方にはわかるだろう。 
 その場面の映像さえ撮っていないという事実が、あたしが当時いかに軽んじていたかわかる。
 
 その選択がなんの脈絡もなく、クライマックスのある重大シーンに繋がってしまう。

202
 例のこのシーンの。

203
 ここに繋がってしまうようだ。

 もちろん、プレイ当時に何も知らなかったあたしは、アークのキャプテンが「ノゾミ」さんだけに、顔は全く島国系に見えないのはおいておいて、「あー、はいはい、またジャップのカミカゼ特攻かよ!」とイヤーな気持ちになってしまったのだ。

 何を証拠に? セリフ見なよ。"It's been an honor to serve..."(「ここまでイニシャチヴに貢献できて光栄でした」)と言いかけているでしょ。"honor"を重んじるというのがハリウッド流島国人の描き方の定番なんですよ。そして、受けた「名誉」に報いるものは、自らの「命」、「死」しかないのです(と、島国人が誰でもそう思ってると、思われている)。
 BioWareゲーといえば、ジャップはカミカゼ。これもハリウッドがサニー千葉(真一)と一緒に流行らせた、悪しきステレオタイプでしょうね。ハリウッドに限らず、イギリス映画でも、真田(広之)さんが似たようなことやっている(やらされている)。どの映画か言うとネタバレになるので言わない。

205
 「しがない街医者」も島国人のステロタイプじゃないの?

 気がついたあなた偉い。そのとおりで、これもカナダやアメリカでは結構ふつう。

 後になって、テューリアン・パスファインダーの選択いかんで、キャプテンの運命が分岐すると知った。だからといってBioWareを許す気はないのだけど。
 ま、ゲーム冒頭、キャプテンが島国人みたいな名前であることを知った瞬間から、イヤーな予感がしていたんですけど。(うそつけ、タムリン・トミタ@バビロン5を思い出したとか、はしゃいでいたくせに!)

 もし、二周目をプレイするとしたら(その元気が出たとしたら)、本当にやり直したいのはこの選択だけ。

 あと、どこの人口比で選んだのかしらんが、ハイペリオンにエイジアンいすぎ。逆に黒人いなさすぎ。2010年代のカナダはチャイニーズに占領されかかっているそうだから、自国の統計を参考にしたのだろうか。
 深刻な人口不足で、国の存亡の危機まで予見されるという、現代のカナディアンを攻めることはしまい。一方で、建国以来ずっと人種問題に苛まれてきたアメリカンの白人たち。その本心は、このようなイニシャチヴこそ、人種洗浄の絶好の機会と考えるんではないだろうか。人類は兄弟、世界は家族なんつって、平等に載せる発想にたつなんて、到底思えないのです。

 こういうときに数を減らす。 (レズン中尉@逆シ)

(蛇足)もちろん、その方法には、白人だけが載る、白人以外だけ載せるの二通りあります。アメリカン・ファンクの世界では、伝統的に「(本来この星の出身ではない)おれたち(黒人)を拾いに、宇宙からマザーシップがやってくる」という集団ファンタジーを唄ったものが多くあります。マザーシップは、「母性」、「母親としての特性」("mothership"。"fathership"に対応するため編み出されたフェミニスト用語でしょう。どっちも造語)ではなく、「母船」("a mother ship")のほう。

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