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2016年11月15日 (火)

「クマに会ったらどうするか」(前と違う本)

 シン・ゴジラ、P5、サンダ対ガイラ、そしてN7。
 そんなこんなで、この3か月くらいの間、夏の間大騒ぎしていた何かを、すっかり忘れていたような気がする。
 本日、よーやく思い出しました。
 
 そそそ、ポケモンGO! ぢゃねえよ! 人の借りて一回しかやってねえよ! 
 クマだよ、クマ!
 
 今週号の「ニューズウィーク日本語版」は、買いそびれないようにしよう。
 そう肝に銘じて寝たつもりだったが、朝家を出て、オフィスに出勤するまですっかり忘れていた。
 ま、ぶっちゃけ、よその国の話だし、そんなもんか。
 
 昼休みに近くにある大きな書店を覗くまで、「やっぱ売り切れちゃってるかなあ、さすがにみんな買っちゃうよなあ」と思っていたが、書棚の配列の感じでは、仕入れた分がほぼ手つかずのまま大量に残っていた。ダメだな島国。鎖国か。太平の眠りか。たった四はいで夜も眠れずか。
 
 ところで、雑誌コーナーには、真昼間っから暇なばばあ・・・、ご婦人の方々ががっちりスクラム組んで、女性セブンとかなんとか自身とか、むさぼるように立ち読みしていて、邪魔臭くてしょうがない。
 
 その間をかいくぐるようにしてゲット。とはいえ、こ汚ねえドナルドのピン写真が表紙の雑誌一冊だけレジに持っていくほど向こう見ずではない。なにかカモフラ用にないかと思って、書棚の間をぶらぶらとさまよっていると・・・。
 
 「クマに会ったらどうするか」
 
 そそ、この本面白かったんだよねえ、ブログの記事にも書いたしねえ。
 でも、ちょっと違う気が。まず上述の本は岩波新書(黄色)。記事にしたのはちくま文庫。
 著者も上述のは大学教授(故人ですが)、記事にしたのは、北海道の狩人に密着取材したメディアのおっさん。
 
 ちくま文庫のタイトルは「クマにあったらどうするか」。
 んまあ、奇遇。なのか、パクリなのか、集団意識なのかわからないけど、新書のほう、パラパラとめくってみた。
 実際には動物学全般(著者の専攻は家畜形態学)に関する学問のお話で、クマに関する部分はごくわずか。
 でも、著者は東北帝国大学卒業、その後に(東北大学で)教授を勤められた先生のようです。
 クマもそろそろ冬眠準備で忙しいのか、ちょうど今日、「仙台でまたふたりクマに襲われケガ」がニュースになっていたし、「シヴァ神のダンス」の彫像とか登場するんで面白そうだし、そんなに厚くないんですぐ読めそうだし、これをドナルドのカモフラに、というわけではなく、むしろ本題みたいになっちゃいましたが、買っときました。
 
 ドナルドのほうは、かなり力のこもった特集号で、あちらのインテリ・エリートどもの怨嗟、負け惜しみ、嘲笑、罵倒、つまりパニック障害の記事が延々と続き、「こいつら、てめえらの失敗を認めることさえできんのだな」と、がっかりした。
 
 「結局ドナルドの暴言は、すべてハッタリ。ヒラリーは、ひとつひとつまともに相手をしてしまったのが敗因。大統領に就任したら、まともな交渉をはじめるはずだ」なんて、結果論的な賢いふりした記事もあったけど、「ハッタリ」はその場で見抜かれなければ「ハッタリ」とは言えない。
 
 そして、実際に投票した白人たちは「全部ほら話」だとわきまえていながら、でもそこには正論がある、希望がある、と考えていたわけですよね(これも結果論ですが)。
 どっちが賢いのか実のところはわからないんだ。 
 
 ところが、一番最後のほうに、「白人たちをたきつけ、トランプ現象を巻き起こした元凶は、オバマだよ」とあたしが言いたい、つかそう書きましたけど、それをズバリと言ってくれる記事があった。
 実は、選挙投票前、2016年3月29日号に掲載されたものの再掲のようだ。スレート誌ブイエ記者の記事。ということは、あたしはいっぺん読んでいて、忘れてしまったけど、無意識に自分の意見として取り込んでしまっていたということかもしれない。
 
 あたしなりに解釈すれば、毎朝、毎日黒人大統領の顔見せられ、自分はせっかく白人に生まれたのに、何やってんだろ?と自問自答せなならん、田舎暮らしの大ぜいの無名の白人たちの、人種「負け組」確定への不安が、このドナルド大量得票の直接的な原因。 
 そうした白人たちは実は、今まで選挙そのものにさえ、行かなかった人たちなんだそうです。
 
  ま、よその国の話はここまで。
 クマに会ったらどうするか。こちらは仙台にある東北学院大学での講義などをまとめたものだそうで、1987年に出版されている。
 
 文中にこうあります。「自分はクマになんて会わないからいいや」みたいなことをいうな。今(1980年代です)では、山奥まで車で通える道を作ってるわけで、ヒトはクマの寝室にずかずか入り込んでるようなものなんだ。そのくせばったり出くわしたら、危険だ、怖い、猛獣だ、と言って、「良いインディアンは、死んだインディアン」とばかりに片っ端から撃ち殺して、あんまりめちゃくちゃだろう。
 また、自分は決して絶対的保護論者ではない、と断っているものの、「猛獣」なんてものは、ヒトが創り出してるようなもんだ、というところにも共感しますよね。
 
 そんなお前は猛獣に会ってんのかい、という意地悪なつっこみを予期してか、筆者は国際会議でカナダを訪れた際に、アルバータ州の国立公園でオオカミに出くわしたエピソードも紹介している。それを読めば、島国ではまさに「良いオオカミは、死んだオオカミ」とばかりに猛獣扱いして皆殺しにしてしまった、その同族が、非常に賢く、そして冷静な動物であることがわかります。今のイヌが、その末裔ですから当たり前ですが。
 
 さて、ちくま文庫ではどう言っていたか。あたしの過去記事から再掲すると。
 
 予防のためには、①ペットボトルを押してペコペコさせるなど、妙な音を立てる。②木を細い棒で縦に叩いて音を立てる。
 出会ってしまったら、③背中を見せて逃げない。④「ウォー」と大声を出す。⑤じっと立っている、⑥腰を抜かしても良いから身体を動かさない。⑦クマをにらんで目を離さない。⑧相手が子連れの場合は、親だけを見て静かに後ずさる。雌クマが地面を叩いて、バーンという大きな警戒音を出したら、すみやかに立ち去る。⑨クマはヘビがキライ。ベルトを揺らす、釣竿をヒューヒュー鳴らす、柴を振り回す(自転車のゴムタイヤ、自動車の窓のゴム枠などのように、ヘビと似たものを振り回す、投げつけることも有効)。⑩柴を引きずって静かに離れる。
 
 上述の新書ではどうなっているか。
 
 「静かに後ずさりする」、「荷物を置いて逃げる」が次善の策。「立ったまま話しかける」が正解だそうだ。インタヴューしたカナディアン・レンジャーが(グリズリー、ハイイログマと何度も遭遇してきた)実体験に基づくのだそうだから、確度は高いとしている。
 
 原則は、「なるべく自分を大きく見せる」、「急な動きをしない」、「相手から目を離さない」、「相手の興奮が冷めるのを待つ」で、おおむね、ちくま文庫で示されたアイヌの狩人の教えと一致していると思う。
 
 もっとも、本州にいるのはツキノワグマ、北海道はヒグマ、カナダはハイイログマ。本当に同じ習性かどうかはわからない。また個体には個性があり、若い雄は無鉄砲で、成長するにつれ老練になる。子連れの母親でも違う。正直わからないけど、そこは哺乳類。そしてかなり知能の高い連中だそうです。きっと基本線は外さないのではないでしょうかね?

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